★☆★「青のり」の危機!!!★☆★
★☆★「青のり」の危機!!!★☆★
新物・青のり
四万十川、3月始めに
なっても入札無し!
消滅の危機!!
いつもやったら、早ければ12月。
遅くても、1~2月初旬。
必ず、四万十川から、
「ぼちぼち、川が青くなってきたで~」
「そろそろ入札なんで、
お金(青のり原草の仕入れ資金)
用意しといて下さい。」
と言うて来はるんですが、
今年は、さぁ~っぱり。 (-_-;) タラッ
不安感い~っぱいで、現地へまず電話。
「青のり、ちょっとは伸びてきてたけど、
この間の雨で、流れてしもうたなぁ~。」
「こっち(四万十市)は、1月も2月も
ずーっと温いでなあ。」
(ええっ! 大阪、今年の冬は寒かって
久々に雪も積もったんやけど・・・
・・・ ・・・ ・・・
・・・ ・・・ ・・・。)
えーいっ!待ってられへん!!
『川』へ見に行こっ!!!
3月の初め
四万十川へ いざっ。
・・・ 一応は、やってました。
「青のり天日干し」
それも、ちょろ~っとだけ。
しかも、淡い色の原草が多いなぁー。
何か、川の水量も、採ってはる漁師さんも、
少のうて、寂しい感じ。
(・д・;)/
それに川面の、この暖かさ
(― _ ―)..○ ポカ ポカ
青のり干してる真横に、
ほれっ、「菜の花」 が、
こんなに背丈が伸びてる~~
そらぁ、考えたら、もうちょっとしたら、
3月のお彼岸やもんね。
こんな時期になってもまだ入札無いなんて、
店主・中尾、この商売にたずさわって
『25年間、一回も無い』
前代未聞の非常事態なんです!
漁連関係や産地の方に、その原因を尋ねると、
(1)温暖化による平均水温の上昇
(2)例年に比べ、収穫時期に雨が多いので、
青のりが、流されやすい
(大阪や東京以東は、この冬、南海上を
東進しながら超発達した低気圧により、
低温、大雪だったが、
四万十市あたりは、「亜熱帯化?」して、
冬が無く、「春」だった。)
(3)昨夏に台風が少なく、川底の石が洗浄されず、
「青のりの胞子」が付着しにくい状態
(4)上流の森林が減少し、川の栄養分が不足
(-_-;) タラッ ・・・
;(-_-;); ボト ボトッ
その後、やっとこさで、18日にほんの少しだけ
四万十川での第一回目の入札が有りましたが、
色が淡い青のりやったにもかかわらず、
史上最高値を更新するバカ高値!
他の青のりの産地からも悲鳴が!!
・岡山産は、一年中採れ、かつて70~50トン
あったのが、漁師さん半減で、
今年は約18トンのみ!!
(産地へも見に行きましたが、
ほんのチョロっと生えてただけ。)
・徳島産も、採れ始めが約20日遅れて、
後半盛り返し約75トン出たが、
四万十川産、岡山産等の不作で、
値段が高~い!
・和歌山産も遅れて、減産予想が!!
特に四万十川のすじ青のりは、
全く「自然」のまま。
これで三年続きの不作。
それに加えて、今年の『大不作』!!
このままで行くと、多分
「四万十川のすじ青のり」は、
販売されなくなり、
一時的に市場から消える!?かも。
従って、うちも何とか最後の砦
として踏ん張りたいとは思いますが、
誠に、誠に、不本意ながら、
弊社「四万十川・青のり粉」製品も
「休売」あるいは「規格変更」
せねばならぬ時が来る・・・かも!
本当に、ホントに、本当に
申し訳ございませんが、
店主・中尾も、さすがに
大自然の大変化には勝てない!!!
m(_ _)m ペコリ~ィ~
尚、「川のり佃煮」の原料、
ヒトエグサ(通称:あおさのり)
は、養殖網で育てられるんで、
今年もちゃんと伸びてました・・・
「四万十川産川のり佃煮」は大丈夫。
\(・△・)/
ほなまた。