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青の小話

青のり、大暴騰!?

連日の強い日差しの中で、ふと恋しくなるのが、

   四万十川の川面を通り過ぎていく涼しい風。

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  ちょっと「青のり」のお話は、久しぶりですが・・・
  ここらで、今年の状況、作柄についてまとめときましょう。

 

  まず、ひと言で言うてしまうと、今年の青のりは、

       『異常高騰』

  それも、日本中のほとんどの産地で。

  そして今まで比較的量が多くて、品質、価格ともに割と
  こだわりのない産地(徳島、岡山、愛媛など)のものほど、
  足りなくてバカ高い。    てな感じなんです。
  

  要点を下記にご報告させて頂きます。

 (ちょっと硬くなりますが「青のり・業者用レポート」より抜粋)
 
    ——— – ——– – ——– – ———

   まず生産時期が早く始まる「徳島産」糸青のりは、養殖により例年
  60~70トン採れているのですが、生産者は秋口より天然の
  種場で養殖を始めます。

  ところが、昨年の秋、超大型の台風が3個も襲来し、種場は壊滅状態
  になってしまい、その後、遅れはしたが何とか12月に入って少ない
  ながらも順調に生育していました。

  それが、12月4、5日の季節はずれの台風崩れの大雨により、
  吉野川上流の池田ダムが大量の放流を行った結果、これから増産という
  真に摘みごろに育った青のり共々、養殖網まで流されて、今シーズンの
  生産量は、結局何と約19トンで終了してしまいました。

  「徳島産」が第一回入札から高値が続き、冬期最後の入札時に、
  昨年の3倍以上(!)の最高値がついてしまった、という結果は、
  全国的に情報が入っており、その他の産地にも波及。
   代替となるはずの、よりお徳価格域の「岡山産」、「愛媛産」も
  無い物ねだりで価格が跳ね上がり、ひっ迫状態が続いております。

  「四万十川産」の青のりも昨年の12月の台風の大雨で川が増水し、
  5cm位伸びていた葉体が流されてしまいました。
  その為、採取期が1ヶ月程遅くなってしまい、例年1月10日前後
  にある四万十川下流漁協の第一回入札が2月8日にずれ込みました。

  数量はまずまず有り、弊社グループが落札したが、昨年度より
  値上がりしてしまいました。

    ——— – ——– – ——– – ———

  要は、去年の強烈な台風の連発による、河や海の大荒れで、
  量が多く安価だった産地の青のりほど足りなくなり、大暴騰!

  元々稀少価値の四万十川産のほうが、却って普通程度(?)の
  値上がりで済んだのと、当社は前年並みの量は何とか確保。 

  てなわけで、当社の「青のり製品」の価格については、
  業務用は既に、春頃に値上げをお願い致しましたが、
  「ご家庭用」の小袋入り製品は、ガンバッテ
 
         『据え置き価格』
  で
  「勉強」させてもらってますーう!

  苦しい日々はいつまで続く~~・・・
  と愚痴っても始まりません!!

  とにかく、
  やれるだけ、グヮンバリます!!!

  ほなまた。