きな粉について4回目のお話。星です!
今回はきな粉の挽き方、粒度についてのお話です。
「粒度」というとむずかしく感じますが、つまりは細かさのことです。
以前に「大豆の品種×焙煎度合い×挽き方」の組み合わせで、
向井珍味堂では60種類以上のきな粉を作っているとお伝えしました。
挽き方=細かさは、きな粉を口に入れた時の舌触りや風味を伝える大切な要素になります。
もちろん細かければ細かいほど舌触りはなめらかになり、粒子が大きくなるとザラついて口に残る感じがします。
例えばきな粉プリンを作る時には粒子が大きいと、プリンが固まる前にきな粉が沈殿しやすいですが、
細かいきな粉ならば沈殿せずにきれいにきな粉プリンを作ることができます。
逆に砂糖と混ぜてあべかわ餅などに使うときには、砂糖の粒子が荒いので、
きな粉が荒くても気にならないかもしれません。
向井珍味堂では用途によって5段階の挽き方を使い分けています。
素心技のきな粉や京きな粉は舌触りが滑らかなきな粉です。
一度、いろんなきな粉を比べてみて下さい。
食べ比べると違いがわかるはずです!?
2020年9月17日