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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

唐辛子の焙煎がたまらん!!

どーも新人の中田です。
今回は香辛料の製造現場で僕が体験したお話です。
 
前回、一味を煎る作業の説明をしましたが、
この大きな窯で煎る作業が、香辛料製造現場の山場になります。
 
煎りタカ(社内の通称で、大きな窯で唐辛子を煎る作業のこと)の時は、
「マジですごい」と、「目と鼻が痛い」と聞いておりました。
(この時は何がすごいか意味がわからなかったですが)
 
「空気が辛くなります( ゚Д゚)」
 
え??
 
わざわざ現場から事務所に、「今から煎りタカ始めます!!」と連絡が入るほど、
「異常事態ではないぞ!」という事で共有しています。
 
いざ、煎りタカが始まると、煎り具合をチェックするために、確認しないといけません。
辛い空気や煎った香りがひろがらないように、大きな窯をシートで囲います。
 
職人は随時シートの中に入っていきます。勉強のため、僕も中に入らせてもらうと…
 
「ぶぐふぁ!!!!!!」
  
 

 
 
今までに出したことのない、声が出てました。
先輩に言われた通り、目がやられ、鼻では呼吸ができないほど、衝撃的でした。
「※水の呼吸」を極めないととてもその場にいられません。
研修とは言え…ギブアップしました。
 
向井珍味堂の職人は、この煎りタカの時も、窯の状態を確認して最高の煎り具合を見極めるため、余熱まで計算しながらじっくり焙煎します。これぞまさに職人、向井珍味堂の技術を勉強させていただきました。
 
この様な作業もあって、向井珍味堂の一味や七味がみなさんに届いているのです。
改めて、現場の皆様には感謝です。いつもありがとうございます!!
 
以上が香辛料の製造現場で体験したことでした。
次はどの体験をお話しましょうか。
 
ガムテープが早くできるようになった話かな…
おもろないな…お楽しみに!!
 
 
 

※鬼滅の刃にでてくる技(全集中の呼吸)
 
 
 
2020年9月24日