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黄の小話

台風でっ

『台風16、18号』でっ!

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     ● お豆さん、がー●
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   前回からの続きのお話です。

ことしの夏は、皆さんの記憶にも
新しいように、記録更新の「猛暑」
でしたよねえ。

ーーん? 

「やっと秋風を感じて
 ほっとしてるのに、
 思い出ささんといてーー」て?

ーーーえらい、すんませんです。

けどその暑い夏のおかげで、今年の
「お豆さん」は、超「冷夏」だった
去年とは違い、ずいぶん

豊作」模様やったんです。

あのオゾマシイ
 『台風』の連続パンチ
が来るまでは。

しっかしまあ、ようあんなに
たくさん上陸して。

しかも16号、18号は、続けて
 日本列島をズバズバと切り裂いて
行きよりましたなあ! 

 
「もー、エエかげんに、せんかいっ!!」
て、オッちゃん怒るでーーー!

だいたいこの二つの台風がたどった
コースが、『大豆』にとっては、
最悪でんがな。

まずは、九州を壊滅させて、山陰から
丹波地方の北西を掻き倒す。

それから、内のメインの産地、
北近畿~北陸、そして、秋田から
最後に「北海道」へ!

なんとまあ、18号は、北海道へ
行ってから、「再発達」!!
全道が、暴風圏内に。

札幌の北海道大学のポプラ並木も
風速50mmで、えっらい倒れたんです。

ほんまに、豆の木は、畑は、一体どない
なってしもうたんやろか!?

倉庫やビニールハウスなどなど、
猛烈な風で、飛ばされてしまい、
その修理や復旧で大忙しの生産者さんたち。

「豆の畑までまだ手が廻らんがな!」

と言う状態の中、なんとか産地の写真を
送って頂きました。
(どうもスンマセン。)

まずは、一番被害がひどい
九州北部の「大豆」の畑


 

さらに、これは、丹波黒豆の
産地の一つ、播磨地区の「黒豆畑」

 

どの産地も程度の違いはあれ、
いづれも、豆の木が風で倒され、
大きく傾いている状態。

今後は、これをこのまま起こさずに、
な、なんと
 「倒れたまま」育てる
そうなんです。

何故なら、倒れた木を起こすと、
木の繊維が本当に折れて死ぬんだ。
 とのこと。

あとは、これから秋の長雨なんかが
有ると、倒れた木や葉が濡れて、
腐ったり、病害虫が発生してアウト!

お願いやから、秋の天候がええ具合に
なりますようにーーー。
 祈、祈り。

 

とにかく、10月の始めには、
丹波地区の黒豆の産地を見に行って
きますんで、またご報告さして
もらいます!

ほなまた。