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向井珍味堂からのご連絡 青の小話

同じ青のりでも・・・

青のり博士の小林です!

青のりって、同じ重さでも品種によってかさが違ってくるのってご存知でしょうか。


かさというのは、例えば何かの容器に青のりを入れたときに、同じグラム数を入れても、容器に入った青のりの高さが、品種によって異なってくるという感じですね。

家庭で何種類もの青のりを持っている家庭なんてそうないでしょうし、そんなことを気にしないですよねw

青のりの産地は、四国や瀬戸内地方が主な産地でございます。

高知県の青のりは、すじ青のりという品種でございます。
すじ青のりは、1本の草から10本くらい枝分かれして束なった形になっていて、ゆっくりしっかり伸びるので、草の質が重くかさが低いです。

一方、主に愛媛、徳島、岡山等で採取される青のりは、主にうすば青のりやぼう青のりひら青のりという品種でございます。
これらの品種は、草1本1本が単独の形になっていて、早く伸びるので、草の質が軽くかさが高いです。

パッと見た感じ、高知県の青のりのほうがかさが低いので、なんとなく損をした気に!?なりますが、実は高知県のすじ青のりの方が、風味や口溶けも良いのです。

スーパーやデパートで青のりを目にした時、ちょっと気にとめていただけると幸いです。