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「四万十川青のり」の新物大丈夫やろか~~ ?!

・2月23日
それにしても・・・
  ○○     ○○
○○ 暖冬  ○○
○○   やねーっ ○○
○○      ○○

こんな冬でっ、
「四万十川青のり」の新物
大丈夫やろか~~ ?!

本来やったら、連日、さーっぶい(寒い)
北風が続く時に「寒」のええ(良質)な
「青のり」
が、風になびく天日干しの風景・・・が?

・・・てなわけで、店主・中尾は、
むちゃくちゃ心配になって、
まず1月中に、四万十川へ
急いだんでありました!

そこで見たものは・・・・・
ジャーァ~ン!!

良かった~、まだまだ短いけど、
意外と干してましたっ! ホッ!!

生産者の人達に聞くと、
「今年は、暖冬でしかもエルニーニョ現象
(潮位が高くなる)で、海水が少ぉ~し
上まで来ちょるけん、採れる場所が、
下流より中流の方へ移動しちょる。」
「ほやけんど、夏にいっぺん台風の大水が
出たけん、川底が綺麗に掃除されて、
ええ青のりが、広ぉい範囲に生えちょる。」

なるほど、確かにいつもの年より、
沢山の漁師さんたちが、あちこちに
青のり採りに出てました!(*^▽^*)

店主・中尾、ほっと安心して大阪へ戻り、
その後もええ雰囲気の
「青のり風物詩」の便り
が四万十川より続々送られてきて
ましたんです。
 \(・△・)/

いささか春めいて・・・。
ところが、ところが、です。
1月が終わり、2月に入っても、
なかなか入札の便りが来ないっ!
・・・・・・・・
嫌ぁ~な予感。
待ちました・・・
待ちました・・・
待ちました・・・

さらに、嫌ぁ~な予感。
毎年早めに採れる「徳島産」も
例年70~80トン採れなあかんのが、
「58トン」しか無かった。
しかも暖冬で水温高く、前半の
徳島産青のりの品質が大幅ダウン
してたのに、約30%の減産で高値!
さらに、さら~に嫌ぁ~な予感。
ほんでもって、やーとこさ、去年より
約20日おくれで、初回入札。
どひゃあー~あぁぁ!!
とんでもない高値!
高かった去年の初回よりも、
さらに約40%UPに~~~!!
私めが知っている約25年間で、
一番の高値!!!

どうするべーっ!
・・・・・・・

そんな事とはつゆ知らず、
川はいつもの夕暮れの表情を
見せてます。

不安を抱えつつ、次回へ。

ほなまた。(・д・;)/

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☆「新もの・青のり」戦線、異常あり!

・3月31日
       ★急転回★
  ☆「新もの・青のり」戦線、異常あり!
     四万十川、1月の採れ始めは、
    新物・青のり、ノリノリで絶好調!
  でしたが、2~3月になると冬なのに雨ばっかりで、
  ほとんど天日干し出来ず、一転さっぱり大不作に!
     こらぁ~イカンと、先週末
    『四万十川』へもうイッペン!
     確認しに行って来ました!!
  
  ところが、行きがけから・・・
  私めが搭乗予約した伊丹空港出発便が、
  なかなか来なぁーい。
  カウンターで聞いてみると、
  
  「出発予定の飛行機が、伊丹着陸直前に
   『雷』に撃たれ(!?)、飛べるかどうか
   現在、点検中です…….」
                とのこと。
    えーえー!! どこまで詳しく言うねんっ!
  普通に『点検中』だけでいいのっ・・ま、それも心配か
      出鼻から(-_-;) タラッ    
  
  
  それでも待つこと小一時間、3月末としては、
  異例のさーっぶい(寒い)日で、突風の荒れ狂う
  空へ向かって、離っ陸~ー~!
  (^_^; アハハ… やっと飛べたー、ちゅううか、
  どうしてくれよう、このキョーレツな揺れ!!
  っま、そんなこんなで、何とか四万十川へ。
  天気は、寒~いけど抜群の晴れに。
     ヽ│/    ⌒ヽ
     -◎──  (  )
    /│\  (   )                 
       ⌒ヽ ノ   )_                
      (  ー´ )
    ~~ ~~~~~~~~~~~~~~  
   
  そおーして、川じゅうを駆け巡り、
  探し廻りましたんですが・・・・・・
  いつもの河原でも、乾して無いっ!
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川の中にも、生えて無いっ!!
DSC02025_488.jpg
舟にも、何処にも、
       漁師さんも居ないっ!!!
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    おいちゃん、ポツ~ン・・・やん
 雷直撃の飛行機乗ってまで来たのに?
    おいちゃん、泣くで?
 
 ・・・・・ ・・・・ ・・・
     ・・・・・ ・・・・ ・・・アッ!!
 
  やあーぁっと、川岸の岩に、
    生えていたーーあぁぁ! 
      チョロー~と
  
DSC02035_488.jpg
  
  アップしてもこんなくらい。
DSC02045_488.jpg
  
  「川のり佃煮」の原料、
   ヒトエグサ(通称:あおさのり)
    は、ちゃあーんと育ってましたが・・・
DSC02049_488.jpg
DSC02048_488.jpg
なーんせ、四万十川は、全く「自然」のまま。
  そやから、”自然の力”には、勝てまへん!
  という訳で、
     「四万十川・糸青のり
     
    は、今年も不作なのだーー!!
    わははは~!!!
    笑うしかない!!(やけくそ)
   
  ・・・それでも、私どもの従来からのお客様に
  お渡しする製品分は、なあーんとしてでも、
  一回目の入札分と契約分などなど駆けずり回って
  確保するようにガンバッテおりまーす!!
  (原草の値段たぁーかいねんけど…(;-_-) =3 フゥ)
         
         ほなまた。

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「新物☆青のり ノリノリで絶好調!!」

・2月12日
      ★新物「青のり」
   『四万十川』へ行って来ました!
  連日、さーっぶい(寒い)日が続く今年の冬
  ですが、今年もやっと
     「四万十川青のり」の新物
          採れる季節になりました。
  てなことで、先日お客様も一緒に行ってきたんであります!
  年末の店主&みきっぺのお祈りが届いたおかげ(?)
 ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~
  
  お天とうサン、どうかこのまま、平穏無事に
  「青のり クン」たちをお育て下されましまし!
     ヽ│/    ⌒ヽ
     -◎──  (  )
     /│\  (   )                 
           ⌒ヽ ノ   )_                
             (  ー´ )
         >~~ ~~~~~~~~~~~~~~   
  去年のような、天災、試練をお与え無きように~~~!!
 ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~
           で、
     ちゃあーんと育ってましたよ!!
       『青のりクン』たち
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四万十川では、他の産地の川とは違って、
  養殖の網なんかではなく、全く「自然」のまま。
  こんな感じで、川底の石の表面に生えるんですっ!
  まず、引き潮の時は
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       て雰囲気
潮が満ちると
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      と水面下でゆらゆら~。 
この青のりの原藻を手カギでゲット。
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  採れたての「青のりクン」です! 
DSC00585_488.JPG
それを、生産者の方々が、水洗い、
  早朝から丁寧に選別して、大切に
     『天日干し』
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  これらを厳しい北西の寒風で一気に、
  その日中に干し上げるのです!
  一日の仕事を終え、
     川もホッとした表情を見せます。
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その夜は、四万十川料理に舌づつみ!
    ・青のりの天ぷら
    ・天然のうなぎの蒲焼
    ・天然鮎の塩焼き
    ・手長えびのから揚げ
    ・「ごり」の佃煮
   …それとなんと言うても美味かったのは、
    ・清水サバ(土佐清水は優秀な漁港なのだ!)
       のお刺身
  な、な、なぁーと、「サバ」で、
    お酢で「しめた」んや無く、
      そのままの「お造り」!!ですー。   
  しかも、メッチャ「甘ーー~~ぁい」
  
  ……普通、大阪や東京では、「サバ」は、
  塩焼き、か、「きずし(しめ鯖)」やねんけど、
  土佐の四万十では、
         『生』
             なのだアアアーー!!
  (すんません。
     お客さんも居たはったから!
       と言い訳しときますーぅ。)    
       
          じゅる・・。
   おっと、よだれが・・鯖大好き人間みきっぺ
   少々興奮しております (*ω*) =3
   そういえば四万十川から帰ってきた おいちゃん
 
 
      肌ツヤピカ☆なってた!!  
  やっぱ自然の綺麗なところで新鮮な空気をすって
  自然のうんまい物食べたからか!!
   
  
  っちゅう訳で、自然の力は、すごい!!
  
  今年の「四万十川・青のり」は大丈夫。
      ・・・実感・・・
               でした。
  ほなまた。

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第十四話『(重曹)タンサン』は主婦の味方!!

★★★ 師走! ★★★

  
ーーと言えば、きな粉屋さんだけと違うて、
一家の主婦の皆さまも、大忙しの季節。

そこで、今回は、台所の後片付けに、
力強い 『お助けマン』登場!!のお話 です。
 

前回も言いましたが、もいっぺん言わしてもらいます。
  
“もう12月 やん!!”
  
ホントこの時期、いつも思うのは、 っええぇーーっ!
今年もあと一ヶ月なんやー~~!!  てな感じ。
 
皆さんは、どないですやろか?

この一年、なあーんかバタバタばかりで、 「これじゃーあ!」ちゅう確固たる成果、
出たんやろか?もうちょっとで終わりやのに・・・と少々焦り気味の、店主・中尾です。

それはさておき、
お助けマン』  のお話。 それは、ジャジャ、ジャーン

(従来品) (リニューアル新製品)
(H18年秋頃より)

   

これは?何?

主婦のプロの皆さんなら、多分ご存知。
これからの時期、おせち料理なんかで、黒豆煮たり、野菜類のアク抜きなどに
よくご使用される・・・

★タンサン(またの名を「重曹」)

ところで、この小話、「緑」のコーナーで、
「青のり」やら「山椒」やらの話する所。  ・・・のはずやのに、

何で、「タンサン」なん??
(多分、ネタばれしてると思いますねんけど (^_^; アハハ …)

ハイっ、そうです。  
この商品「タンサン(重曹)」のパッケージが
単に、『緑色』という、しょうも無い理由で、エっライ、すんません!!
  
さて、本題。

この「タンサン」をうまく使ってもらえば、油のこびり付いたフライパン・・・という
主婦のやっかいな敵もやっつけられまっせ~~!という事なんですっ。

つまり、こいつ

パワー

こんなんやら(その1.軽度の汚れ)


↓ こう  こう  ↓

↓ こうなって ↓
こんなん が (その2.重度の汚れ)

↓  こう  こう ↓ 

↓ こうなって ↓ 

↓  こうなって ↓ 
こんなん や !!!
こんなん に !!!

 なるんです

しかも、手肌にもやさしいんです。

具体的には、ほれっ。 この通り!!
            ↓  

― – ― – ― – ― – ― (キリトリセン) ― – ― – ― – ― – ―

タンサン(重曹)による「台所ピカピカ生活」のコツ

●フライパンの油コゲ取り
— その1 — (軽度の汚れ:目玉焼き 等)
・料理終了『直後』⇒フライパンの中に「粉」のままのタンサンを直接ふりかける 
    ⇒約15分間放置⇒ペーパータオル等でぬぐい取る
    ⇒水洗い でOK

●フライパンの油コゲ取り — その2
—  (重度の汚れ:焼きそば、魚のムニエル 等)

・料理終了『直後』⇒フライパンの中に「粉」のタンサン(大さじ3~5)を水に溶いて浸ける   
    ⇒約15分間放置⇒タンサン入りの水を捨てる
    ⇒その中に「粉」のままのタンサンを直接ふりかける
    ⇒ペーパータオル等でぬぐい取る⇒水洗い でOK

 ☆料理『直後』に即やるのが、キーポイント!

  「スポンジを使わないからウレシイ!だってフライパンが
   きれいになっても後のスポンジがベトベトだと、それを
   洗うのが、結構大変。洗剤ってやっぱ手が荒れるもんネ!
    これで、フライパンも手もピカピカ!(*^▽^*)」

 
◎その他、台所/レンジまわりの汚れ取り
・「重曹水※1)」をスプレーする⇒ペーパータオル等 でぬぐい取る   
    ⇒次に「酢水※2)」をスプレーし、中和する
    ⇒ペーパータオル等でぬぐい取り、仕上げる  
    (※1)重曹水:タンサン/小さじ2~3 + 水200cc
    (※2)酢水 :食酢を水で約2~3倍に薄める 

  (但し、「大理石」の台所は酢の酸で溶け易いのでダメ!)

  (以上、NHKH17,11,28朝のTV番組でもやってましたヨ) 

 ———————————————————-
  ☆★タンサン(重曹)のパワーのヒミツ(原理)★☆ 

   ・弱アルカリ性で、油中の脂肪酸を中和する
   ・粉状のタンサンは、適度に”柔かい”磨き剤   

    —>手肌にもやさしく、安全
  (胃腸薬や入浴剤の原料としてもよく使用されてますョ!)

    磨きましょう

  ― – ― – ― – ― – ― (キリトリセン) ― – ― – ― – ― – ―

  よかったら、この部分切り取って便利メモにお使いあれ!! 

  あとみきっぺ実験済み!シルバーのアクセサリー類も
  簡単おそうじできちゃいます!
  
  意外と毎日身につけてなくてもくすんできたりしますよね?
  少し湿らせた布にタンサンちょびっとつけて磨きましょ☆ 

  テレビ見ながらできちゃいますよ!試してみて~ (*^▽^*)/

  「12月は、お掃除いーっぱいするもんネ。
   体にやさしいタンサンとお酢で、家中すっきりきれいに
   して、新年を迎えたいものです。ハイ!」
                      d(>_・ )グッ!

  ほなまた~~  です。

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「新物!青のりの季節です☆」

★緑組/のりのり日記(青のり 編)
・11月30日
  「青のり」の新物の季節がやってきました!
  
  今年の秋は、結構9、10月と時期がすすみ、
  本来なら、
       ”秋深し”
            という頃になっても、
  
  関西地区は遅くまで、結構暑かった(!?)
  ですよねえ。
  けどそれもつかの間、この2~3日、
  ちょっと、木枯らしっぽくなって、
  思えばもう、はや、『師走』。
  ・・・えっ!  もう12月 やん!!
  きなこ~ゴマ~七味~青のり屋さんの
  店主・中尾にとって、
    そう、そう、そ~う『12月』、は、
  特別な月、超、超、超、忙しの、
        強烈な日々が続くんです!
  (なんせ、12月4日と11日の日曜以外は、
   スタッフ全員(皆さんゴメン)で、30日まで、
   全力稼動なのじゃぁーーぁー~~!!)
   
クリスマスなんて甘っちょろいモンいるかー!
  とゆーオーラがみなさんバシバシでております・・(*ω*)/
  
  
    ぐぅぁんばらなくっちゃ (T∇T)
    
  さて、このチョット寒さが感じ出される、
  この時。
  それは、「青のり」の新物だよりが、
  聞こえてき始める時期でもあるんです。
  
  ・・・とはいえ、我らが『四万十川』は、
  漁師さん曰く、
  「ま~だ、10センチもぬび(伸び)
   とらんじゃろおー。」
  てな感じで、前にもお伝えしてますように、
  多分大雨で流されんかったら、いつも通り
  年末から1月にかけて、採れ始める感じです。
  この早い時期、11月半ばからスタート
  してるのは、徳島産なんです。
  徳島産、と言えば昨年は、前回の小話の中で、
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   (去年冬の「青のりレポート」) より
  H17年12月4、5日の季節はずれの台風崩れの大雨により、
  吉野川上流の池田ダムが大量の放流を行った結果、これから増産という
  真に摘みごろに育った青のり共々、養殖網まで流されて、今シーズンの
  生産量は、結局何と約19トンで終了してしまいました。
  「徳島産」が第一回入札から高値が続き、冬期最後の入札時に、
  昨年の3倍以上(!)の最高値がついてしまった、という結果は、
  全国的に情報が入っており、その他の産地にも波及。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  なあーんて、恐ろしいご報告をせざるを得ない
  状況で、一年間青のり業界は、苦しみました。
  けど、今年は今のところ、徳島は順調に入札が始まり、
  11月中に約35トン出品され、まずまずの作柄です。
  (ただ、昨年産のキャリーオーバーが、ほとんど「0」
   なんで、まだまだ価格は、小じっかり状態。)
  機械乾燥ですが、採れたては色合いも、
    「さーすが~、新物・青のり」  て感じ!
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★何じゃー、これは???
    ★もうちょっと、わかり易いように、
      小分けして、盛り付け !
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    ★もう一丁おまけに、旬のものと一緒に !!
DSC01835_488.JPG
  (味は、我らが「四万十川産」天日乾燥品よりは
   少々、すぅーっと「舌刺す」感じですが・・・)
お天とうサン、どうかこのまま、平穏無事に
  「青のり クン」たちをお育て下されましまし!
     ヽ│/    ⌒ヽ
     -◎──  (  )
    /│\  (   )                 
       ⌒ヽ ノ   )_                
      (  ー´ )
    ~~ ~~~~~~~~~~~~~~   
  去年のような、天災、試練をお与え無きように~~~!!
  ナンマンダブ ナンマンブ 神様 仏様
  じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ 坊さんが屁をこいたっ
  よし!!これで大丈夫!!(‘∀’)/☆
  ・・・ん、なあーんか変てこな宗教みたいに
         なってもた。
  とまあ、そんなけ 青のり 特に徳島のように養殖ではなく、
   「自然に生えて、自然に育ち、自然(天日)で干す」
        『四万十川産 青のり』
  は、自然頼み、神頼み の世界 なんですっ!
  ホントに、人間の力なんて、小っこい。
  
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   自然の力には、勝てまへんっ!!
      ・・・実感・・・
  
  ほなまた。

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青のり、大暴騰!?

連日の強い日差しの中で、ふと恋しくなるのが、

   四万十川の川面を通り過ぎていく涼しい風。

    ~~~     ~~~~~
        ~~~      ~~~

  ちょっと「青のり」のお話は、久しぶりですが・・・
  ここらで、今年の状況、作柄についてまとめときましょう。

 

  まず、ひと言で言うてしまうと、今年の青のりは、

       『異常高騰』

  それも、日本中のほとんどの産地で。

  そして今まで比較的量が多くて、品質、価格ともに割と
  こだわりのない産地(徳島、岡山、愛媛など)のものほど、
  足りなくてバカ高い。    てな感じなんです。
  

  要点を下記にご報告させて頂きます。

 (ちょっと硬くなりますが「青のり・業者用レポート」より抜粋)
 
    ——— – ——– – ——– – ———

   まず生産時期が早く始まる「徳島産」糸青のりは、養殖により例年
  60~70トン採れているのですが、生産者は秋口より天然の
  種場で養殖を始めます。

  ところが、昨年の秋、超大型の台風が3個も襲来し、種場は壊滅状態
  になってしまい、その後、遅れはしたが何とか12月に入って少ない
  ながらも順調に生育していました。

  それが、12月4、5日の季節はずれの台風崩れの大雨により、
  吉野川上流の池田ダムが大量の放流を行った結果、これから増産という
  真に摘みごろに育った青のり共々、養殖網まで流されて、今シーズンの
  生産量は、結局何と約19トンで終了してしまいました。

  「徳島産」が第一回入札から高値が続き、冬期最後の入札時に、
  昨年の3倍以上(!)の最高値がついてしまった、という結果は、
  全国的に情報が入っており、その他の産地にも波及。
   代替となるはずの、よりお徳価格域の「岡山産」、「愛媛産」も
  無い物ねだりで価格が跳ね上がり、ひっ迫状態が続いております。

  「四万十川産」の青のりも昨年の12月の台風の大雨で川が増水し、
  5cm位伸びていた葉体が流されてしまいました。
  その為、採取期が1ヶ月程遅くなってしまい、例年1月10日前後
  にある四万十川下流漁協の第一回入札が2月8日にずれ込みました。

  数量はまずまず有り、弊社グループが落札したが、昨年度より
  値上がりしてしまいました。

    ——— – ——– – ——– – ———

  要は、去年の強烈な台風の連発による、河や海の大荒れで、
  量が多く安価だった産地の青のりほど足りなくなり、大暴騰!

  元々稀少価値の四万十川産のほうが、却って普通程度(?)の
  値上がりで済んだのと、当社は前年並みの量は何とか確保。 

  てなわけで、当社の「青のり製品」の価格については、
  業務用は既に、春頃に値上げをお願い致しましたが、
  「ご家庭用」の小袋入り製品は、ガンバッテ
 
         『据え置き価格』
  で
  「勉強」させてもらってますーう!

  苦しい日々はいつまで続く~~・・・
  と愚痴っても始まりません!!

  とにかく、
  やれるだけ、グヮンバリます!!!

  ほなまた。

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青のりは土用の丑の日によく育つ!?

自然界の作物の生長は月の満ち欠けと密接な関係があります。

私たちが使用している新暦は太陽暦ですが、

旧暦は月の動きがベースとなっています。

 

作物は、この旧暦にしたがって生長するのです。

たとえば青のりは、土用の丑の日には条件があうと一夜に1~2mも一気に生長します。

この現象は、産地では常識となっていますが、
科学的にはまだ解明されていない不思議な話。

「今年は例年に比べて水温が低いので生長が遅い」と感じることがあっても、
旧暦を見てみると毎年同じ生長の仕方をしているのがわかるんですよ。

四万十川での糸青のり収穫の様子

[原草採取]

[水洗い]

[天日乾燥/目視選別]

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新工場 竣工式!

本日「新工場 竣工式」でした。

  
着工したのは、去年の2月で、早や、1年半。
計画スタートからすると、足掛け3年がかり。
       

それも、元々有った場所(本社の工場敷地内)
         で、

・工場の仕事を全く止めずに、
・仮設の工場を造って、仮稼動。
・その間、クレームは出さずに、
・新工場が完成したら、ラインを戻して、
・いよいよ完全稼動に。

という、難しい状態をくぐり抜けて、
  
やっと到達したのですーーー!
(一部の調整、修正は、まだ若干残ってますが)

   

この間、キョーレツな「台風」の連発や、
震度4の「地震」が一日二回。
さらにさらに、急にバッチャーと来る「大雨」。
   …..などなどを

乗り越え、ささやかな、身内だけの小宴
「ミニ竣工式」をさせて頂きました。

思えば、この地へ移って来てから、約40年!
前近代的な「木造」工場で、コツコツと
地道に「くそ真面目に」モノ造りをしてきたんやなぁ。

と、一人で、しみじみ~~としたりしている
店主・中尾なのでありました。

なんぼ工場は新しくなっても、社員一同
この基本は忘れずに、原点に帰って、
これからも、『エエもん』造りに
精進させて頂きたいと思います!

 

  ほなまたーーー。

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新物の山椒届きました!

『新物』の、 ☆☆☆ 山 椒 ☆☆☆今年も産地から到着しました!

 
いつぞやの小話でもお話しましたように、
今年は、去年の夏とは、エッライ違おうて、
連日の日照り&高温のおかげ(?)で、

伸びるんも、仕上がり状態も、ムッチャ前倒しに
なってたんです!

ほんでもって、例年より20日ほども早く、
和歌山県は有田の産地のおっちゃんから、

      「新物・山椒」
               が

届きましたーーーぁ!!

けど、
暑過ぎたし、日が照り過ぎたんで、

「えらい、日焼けした赤い山椒」
         とちゃうやろか?

て、随分心配しておりましたんです。

          が、

結構、青みがかったエエ色してますやん!

さらに、この山椒の「実」を指で揉むと

         ・・・・・

ツーンと鼻の奥に抜ける、柑橘系の
澄んだ、いい香り!!

皆さんにこの場でお届けできないのんが、
残ー念ー。
         な程の、

『新物』の「ほんまもん」山椒の
香りでした。

 
この「挽きたて」の粉を、うなぎの蒲焼に
パラッとふりかけて、アツアツで食べたら、
っもーぉ、最高!!

またそれで、「手づくり七味」作ったら、
こりゃーまた、タマリマせんでー!

ほな、今日のところは、こんなもんで。
さいならーーー。

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青の小話

庶民のメニューがピンチ!

庶民のメニューがっ、ピンチですーーー!!

今回は、青のりの中でも、お徳用の
<<青サ、たこ焼き用青のり>>
のお話です。

庶民、特に我々関西人にとって無くては
ならないメニュー。

それは、ご存知!

『たこ焼き』

まわりは、カリカリ。
中身は、トローリ。
熱ッ、熱ッ。ハフッ、ハフーッ。
よく噛むと、しっかりとした
「たこ」の歯ごたえ!

暑い時やけど、これで、ビールを飲んだら
最高ーぅ!!

・・・あーあっ、仕事、早う終らして、
グーッと!・・・

いやいや、その前に小話、こばなし・・・。

もといっ!!

そんでもって、
トッピングには、やっぱり「青のり」。

ご家庭で、ちょっとリッチに食べる時には、
わが「四万十川の青海苔」が何と言っても
きれいな糸状で風味抜群なんでお勧めなんですが、

お祭りの夜店や屋台なんかでは、気軽に、
「青サ」、「たこ焼き用青のり」が

ふりかけてありますよねぇ。
ちょっと幅の広い、バラッとした感じのやつ!
採れているのは、各産地の海域。

・愛知県産

・瀬戸内産

原料の値段は、こだわりの四万十川の糸青のりの
約10分の1~8分の1という庶民的なもんなの
です。

そして、その採取時期は、

初夏(5~7月)と晩秋(11~12月)

の、年2回。

それが、前にもお話したように、

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『新暦』と『旧暦』とが、変にずれている年は、
海のもん、も、山のもん、も、育ちが「変」。

で、今年は、春から「閏(うるう)」でズレ、

四万十川の「川のり」が、春以降の採取なので、
チョッピシ狂うてしもうたんかも?
で、大不作!

他の海藻類も、何ーんか作柄『変』。

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てな状態なんです。

おまけに、今年は、なんとまあ6月から、記録的な
「台風」の連続パンチ!で、海は大荒れ。

不作でそれでのうても少ない「青サ」が、
生えても、生えても、流されてしまったんです。
トホホーーー(^^;)

と言うようなあんばいで、やっぱり『大自然』には、
勝たれへんのですわー。

まあ、秋以降の新芽が出てくるのを期待しときませう。

(もちろん、業務用でご契約頂いてるお得意様の
分は、ある程度ちゃんと量の確保してまっせー。)

けど一般には、

「もう、青サは、おまへん!」

て産地のオッちゃんに、言われてまうかも。

皆さん!ではでは、また。