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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

唐辛子の焙煎がたまらん!!

どーも新人の中田です。
今回は香辛料の製造現場で僕が体験したお話です。
 
前回、一味を煎る作業の説明をしましたが、
この大きな窯で煎る作業が、香辛料製造現場の山場になります。
 
煎りタカ(社内の通称で、大きな窯で唐辛子を煎る作業のこと)の時は、
「マジですごい」と、「目と鼻が痛い」と聞いておりました。
(この時は何がすごいか意味がわからなかったですが)
 
「空気が辛くなります( ゚Д゚)」
 
え??
 
わざわざ現場から事務所に、「今から煎りタカ始めます!!」と連絡が入るほど、
「異常事態ではないぞ!」という事で共有しています。
 
いざ、煎りタカが始まると、煎り具合をチェックするために、確認しないといけません。
辛い空気や煎った香りがひろがらないように、大きな窯をシートで囲います。
 
職人は随時シートの中に入っていきます。勉強のため、僕も中に入らせてもらうと…
 
「ぶぐふぁ!!!!!!」
  
 

 
 
今までに出したことのない、声が出てました。
先輩に言われた通り、目がやられ、鼻では呼吸ができないほど、衝撃的でした。
「※水の呼吸」を極めないととてもその場にいられません。
研修とは言え…ギブアップしました。
 
向井珍味堂の職人は、この煎りタカの時も、窯の状態を確認して最高の煎り具合を見極めるため、余熱まで計算しながらじっくり焙煎します。これぞまさに職人、向井珍味堂の技術を勉強させていただきました。
 
この様な作業もあって、向井珍味堂の一味や七味がみなさんに届いているのです。
改めて、現場の皆様には感謝です。いつもありがとうございます!!
 
以上が香辛料の製造現場で体験したことでした。
次はどの体験をお話しましょうか。
 
ガムテープが早くできるようになった話かな…
おもろないな…お楽しみに!!
 
 
 

※鬼滅の刃にでてくる技(全集中の呼吸)
 
 
 
2020年9月24日

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

山椒のお話です

唐辛子、香辛料担当の後藤です。
 
前回七味唐辛子のお話をさせて貰いましたが、今回はその素材でもある山椒粉のお話です。
 
原料の山椒には色々品種がありますが、弊社で取り扱っているのは主にブドウ山椒で、朝倉山椒も一部扱っています。ブドウ山椒は大粒で実がブドウの房に似ていることから、そう呼ばれているそうです。
 
山椒粉はうなぎの蒲焼に使用されるのが一般的なイメージですが、最近は色々な料理や食品に使われるようになりました。例えば塩と混ぜて山椒塩を揚げ物や天ぷらに、山椒粉を使った炒め物やパスタなど、私のおススメはやっぱりチーズ♪タバスコの代わりにピザにもかけちゃいます!山椒を使った食品もあります、山椒のドレッシング、チョコレート、ジャム、なななんとっリキュールにもなっているんですよ。
 
JAPANESE PEPPAR(山椒を英語にすると)はヨーロッパや北米等にも輸出されており、山椒は海外からも注目を浴び始めているんですよ!
 
以前は山椒って何?鰻の時しかつかわないけど!?って思われるような香辛料でしたが、
最近は認知度が上がってきて嬉しい限りです~。
 
っていいたいんですけど、産地では大変な事になっているんです・・・
山椒が不作で採れていません。 深刻な状況です。
またお話したいと思います。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
2020年9月16日

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

唐辛子もいろいろ!!!!

どーも新人の中田です。
今回は香辛料の製造現場についてです。
 
一味や七味、山椒や胡椒など香辛料課の現場で製造しております。
原料の唐辛子は品種によって形や大きさ、香りや味、それぞれ全然~違います。
研修の時に唐辛子を食べました!品種によってはメチャメチャ辛いんです(泣)
逆に食べても食べても辛くない唐辛子もあるんですΣ(・□・;)
 
この唐辛子を選別して、粉砕して、一味が出来上がります。
この出来上がった一味は、見とれてしまうくらい真っ赤ですごくキレイです。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この真っ赤な一味を更に煎る「煎タカ」という商品があります。
大きな窯で煎るんですが、皆さん見たことありますか??
童話とかで出てくる魔女が混ぜてるような大きい窯ですw
お米何号炊けねんっていうぐらいです。正直度肝抜かれました。
お米が好きなんで(;^ω^)
 
その窯で一味を煎るのですが、ここでも職人技が炸裂します。
みなさん一味って、火を入れたり熱したりするとだんだん黒くなっていくのは知ってましたか。
 
向井珍味堂の職人は、大量の一味を一度に煎っていくのを目で見て、味を確かめ
絶妙な加減まで煎っていくのです。煎りすぎてもダメ、煎りが浅くてもダメ。
気温によっては全然煎り時間も変わってきますので、火加減の調節も欠かせません。
余熱も計算して仕上げます。
 
この絶妙な仕上がりを出来るの職人は現在の向井珍味堂でも、2人しかいません。
この貴重な職人が仕上げた一味をぜひご賞味ください。今度、先輩にインタビューしてみよっと!
 
次回は香辛料製造現場で体験したお話をします。
 
お楽しみに♪

 
 

2020年9月15日

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

七味のお話です

唐辛子・香辛料担当の後藤です。
 
今回は七味唐辛子の話をしたいと思います!
 
七味唐辛子は基本的には字のごとく7種類の素材をブレンドした香辛料ですが、弊社では唐辛子、山椒、ごま、チンピ、青のり粉、ケシの実、麻の実の7種類の素材をブレンドした七味唐辛子を主に製造しています。
しかし、上記の7種類は単なる一例で、七味屋さんや地域によって青紫蘇や生姜、柚子などを使用した様々な七味唐辛子があります。
 
その違いはその地域の食文化や気候の影響もあります。関西は出汁文化、薄味にあうように山椒を多めにして風味豊かに調合されています。関東では醤油ベースの料理が多く濃い味の料理にあうように唐辛子を多めにしています。冬の寒さが厳しい地域では生姜を入れたりと。弊社でもさまざまな七味唐辛子を作っています。
 
四味や、八味、十味、多いものでは、なななんとっと「二十一味」がありました!
もはや七味じゃないんじゃ?w
 
向井珍味堂では、実は!いろんな七味唐辛子を作っているんですよぉ~!!
 
また各原料についても紹介できたらなぁ~と思っています!お楽しみに♪


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2020年9月10日

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

業務用唐辛子をつくっています!

おはようございます!!唐辛子・香辛料担当の後藤です!
 
今回は弊社で取り扱いをしている業務用唐辛子について紹介します。
 
国産、中国産、ベトナム産の3か国の唐辛子を扱っております。
 
国産の唐辛子は、独自品種「十房」と呼ばれる辛みの深さと辛さの向こうに旨味を感じる品種を中心とした粉末、
タカノ爪と呼ばれる小粒で緑色の軸のついた粒のまま販売する唐辛子です。
十房に関しては商標登録した向井珍味堂オリジナルなのです。
 
次に中国産の唐辛子は、辛口から甘口まで6~8種類程度の品種を扱っています。
粒のまま販売するものや粗挽きや粉末の加工用原料になります。
 
また十数年前よりベトナムで産地指導を行いながら栽培を開始し、
現在では激辛、中辛の2種類のベトナム産唐辛子を扱っています。
 
既存の製品も複数種ありますが、上記の唐辛子を使いお客様のニーズに合わせた商品の提案をさせて頂いております。
 
例えば国産にこだわった一味唐辛子を使いたい方には国産100%の唐辛子の粉末。
 
他のお店と違う唐辛子をつかいたい!という方はベトナム産の一味唐辛子、
 
見た目は辛く見えても実際はそんなに辛くしたくない方には甘口の唐辛子など、いろいろあります!
 

写真はベトナムの唐辛子畑です!
 
これから産地にも年数回行っていますので、レポートしたいと思っています♪
 
これからもお客様のご希望に沿った製品作りをしていきたいと考えています。
 
 
2020年8月28日

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

ひかぷぅ様が毎日山椒!!!!

もうすぐ土用丑の日ですね♪今年は鰻も少し安くなってるからガッツリ食べたいです(^^)

嬉しいNEWS!超嬉しいNEWSがっっ!

ひかぷぅ様」が美味安心の山椒を常備して下さっていました!!!!!!!!!!
 
ありまとうございます!←ひかぷぅ語
 
和歌山県産ぶどう山椒100%の山椒です。香りも痺れも最高です。良質な原料を供給して下さっている生産者の皆様には心から感謝でございます。
 
お取り扱いスーパー(商品の在庫はご確認をお願いします)
いちやまマート様丸正食品チェーン様よしや様どんたく様しまむら様近商ストア様(近日発売) 他
 
宜しくお願いします。
 
 

 

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メディア掲載 向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

工藤静香様の自家製コチュジャンに!

先日、工藤静香のInstagramをみていたら自家製コチュジャンに向井の香辛料シリーズ「一味」(販売者:ニップンライフイノベーション様)をお使いになってました!
先程、ネットをみていたらNEWSになっていましたΣ(・□・;)

工藤静香様、当社の商品をたくさん使って下さってて嬉しいです。
次、ライブがあったら行こうっと♪

スポーツ報知様の記事(2020年6月24日)
https://hochi.news/articles/20200624-OHT1T50146.html

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向井珍味堂からのご連絡 赤の小話

藤崎マーケットの田崎さん♪ご結婚おめでとうございます!

ど~も~マツシンです。
先日、藤崎マーケット・田崎さんの披露宴で当社の七味を使って頂きました。
プチギフト♪ウエディングらしくホワイトの袋にしました。
このデザインっカワイイですね!
もちろん私が書いたわけではありませんw

手づくり七味!
なんとっ奥様と一緒に決めて下さったそうです。本当に嬉しかったです! 
ウチの商品を使ってくださるなんて。。。
田崎さん!男前っ!ありがとうございます!!
 
お幸せに~~~~~~!

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赤の小話

★赤組/ヒリヒリ日記(新天地・ベトナム編/その3)

・2009年6月下旬~
  ◎新天地・ベトナム編!!
    ●●●●○○
  ●●
唐辛子●○○○○○
    ●●●●○○

      (その3)
  翌日、さらに奥地の栽培地へ。
  のどかな景色といい、
  牛さんの「におい」といい、
  なんとも、懐かしい、
  昔の日本の田舎の雰囲気やね~
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  そんな中、狭い農道を
  延々たどって行くとーーー、
  おっとこれは、日本の
    『タカノ爪』
  に近い品種の畑がぁぁぁ~~
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  生産者のおっちゃんに聞くと、
  やっぱりこの唐辛子は、
  「めっちゃ辛い」品種!
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  まさに、
   小粒で、
    上を向いて生る
     唐辛子は
      ピリリと辛い
 
  という公式は、
  ベトナムでも正しかった!!
     d(>_・ )グッ!
  さらにビックリの光景がっ。
  何とここでは、農薬ではなく、
  『牛さん』が雑草を食べて
     除草
\(・△・)/ 
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  やっぱり世界中いろんな所へ
  行くと、見た事無いもん、
  見れますなぁ・・・
  のどかな田舎を後にし、
  また長い時間、土道を
  車に揺られて …………
    …………
      …………
        …………
  やっとこさ都会に
    たどり着くと~~
  ハノイの街中は、
  うわさ通り、
    超バイクだらけ!
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  の~んびり の 田舎
        と
  バイク、バイク の喧騒
     のギャップに
   頭が、クラッ
     汗が (-_-;) タラッ 
 
 
  気を取り直して、
  もう一度加工工場へ。
  最後の確認と打ち合わせ。
  前回の小話で、
  「これだけの気候なんで、
   唐辛子は、一年に何回も
   実が生るんです!! 」
     
  「その中でも一番の収穫期は、
    『今』 」
  
  て言うてましたが、
  やはりこの蒸し暑い時期の
  収穫
は、品質保持の点からは、
  出来れば避けたい!
  との強い思いが、
  店主・中尾には有りまして、
  ほんなら、
  
  「すごーい さすが、
   二毛作、三毛作の国。」
  やねんから、
   『逆に、、種蒔き。
       、収穫 。
    無理でっしゃろうか?』
   
  と、駄目もと、
   でお願いしたところ・・・
  『やってみましょう!』
  との、社長さんの
    嬉しいお答えが!!
  早速、この工場の技術顧問、
  ハノイ農業大学・アン教授
  とその弟子の社員さんと
  打ち合わせ。
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工場内の空き農地(約100m2)で、急遽試験栽培決定!!
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  さらに、農薬等の化学分析や
  生産地のトレーサビリティー、
  栽培履歴 等々の資料も
  彼らスタッフと社長さんとで
  準備してくれることに!
     
    d(>__・ )b グウ~~ッ!
  初めてのベトナムは、
  いろんな面で、
   「熱かったー!!」
  と夜行の飛行機で
    朝5時に関空到着し、
  ちょっと疲れて眠たいけど
   メッチャ満足の
      店主・中尾でした。
    ほなまた!

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赤の小話

★赤組/ヒリヒリ日記(新天地・ベトナム編/その2)

・2009年6月下旬~
  ◎新天地・ベトナム編!!
    ●●●●○○
  ●●
唐辛子●○○○○○
    ●●●●○○

      (その2)
6月半ば~、ベトナムはハノイ郊外
  の地に降り立った、店主・中尾。
  同じベトナムでも、南より少しでも
  暑さのましな北部の地を。
  と選んだのですが・・・
と、と、とにかく、
    蒸し暑ぅーい~~
         ;(-_-;); ボト ボトッ
   
  
  なんせ、気温が33℃~!
      湿度は90%~!!
  スコールが ザァー 
       って来たかと思うと、
  晴れ間で日差しが カァー
  さすが、アジアの
    「雨期」
         て感じ!
  けど、こんな感じの天気が
  ナント3ヶ月続くんやて!!!
  結構、強烈なのです (;-_-) =3 フゥ 
  しかしながら、
     これだけの気候なんで、
  唐辛子は、一年に何回も
  実が生るんです!!
  すごーい (・○・)/ オォッ 
  さすが、二毛作、三毛作の国。
     
  その中でも一番の収穫期は、
    『今』
  
  冬に種を蒔いて、
  この蒸し暑~い時期に収穫。
  という訳で、いざ畑へ!
  いかにも南方の地、
  こんな密林の奥にホンマに
  唐辛子畑、有るんやろか?
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  という感じの所を抜けると…
  ジャアーン!
   有りましたー 唐辛子!!

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  それとー、
  雨ガッパと現地の帽子を
  かぶった、如何にも変な
  「おいちゃん」(店主・中尾)
       と
  農場&選別加工場の社長さんです。
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  とにかく、雨期の収穫なので
  我々の日本や、
  中国、韓国みたいに
  「みのりの秋」に天日干し
  という訳にはいきません!!

  従って、全く独自の、
  安心安全な、
    品質を守る
       すばやい
  「収穫・乾燥・選別システム」
  を新たに構築! (・○・)/ オォッ
  
  ・収穫:一粒づつ手作業でもぎ取り、衛生的なカゴに採取。
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  ・水洗い:即、衛生的な加工工場へ。
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  そして生のままジェット水流で水洗い。
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  ・選別:実を丁寧にブラッシングして、
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    さらに、目視で一粒一粒、手選り。
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  ・乾燥:温度、水分を制御しながら熱風乾燥。
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  ・軸取り、再選別:仕上がりの水分値を厳しく設定。
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    さらに、乾燥度合い、不良品の限度を
    実務責任者に直接指導しました。
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  すばらしい設備の工場と従業員
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  やる気抜群で素早い行動の社長さん
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  新しい仕組みを創り上げていく
  のは大変やけど、
  きっと乗り越えていける!
      と
  何故か、力が、勇気が
  みなぎってくる、
      店主・中尾でした
  続きは、PART 3 で。
  ほなまた!